思い出

こんにちは。田中です。


九月になった途端に暑さもすっかり落ち着いて

新しい季節を迎えていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


この夏の、オリンピックが終わりましたね。

僕が印象に残ったことをひとつご紹介します。


サッカーの久保選手が試合後のインタビューで、「次の試合150%の力を出してチームを勝利に導きたい」と言い、

僕はそれを聞いた瞬間、自身の20年以上前、高校三年生、サッカー部、夏の選手権を思い出したのです。


あの夏、対戦相手は格上の市立柏、僕も実力以上のものを出そうと、気持ちを奮い立たせて試合に臨んだのでした。

結果、惨敗してしまいましたが、得点を決めることができ、幾ら走っても疲れない、、、あれは確かに150%の力がでていた。

そしてあの、若さゆえの燃えるような熱い気持ち。

そんな思い出をよみがえらせてくれた久保君でした。


残念ながら、彼らも負けてしまい、泣きながら「勝利しなければ意味がない」とインタビューを答える久保君に、

「違うよ!勝ちたいと努力して積み上げた日々が大事なんだ!」とテレビの前でもらい泣きでした。



さて話は変わりますが、最近4年前にキッチンをリフォームしたお客様のところに新しい計画で伺っています。

その施工したキッチンはとても大きく、長さがなんと3.3mもあります。

マンションの上階に、この大きさの天板を運び入れるのはとても困難なことで、

どこかで継いでいるのかな、、と、

曖昧になった記憶で、天板の継ぎ目を探してみるとどこにもない。

一枚もので施工してある。


「良い仕事してるなぁ、」と我ながら思って眺めていると、

旦那様が、

「どこの会社に聞いても、継ぎ目なしでは搬入できないって言われたんだ」

「我が家の自慢のキッチンだよ!」と言ってくださりました(嬉)



お客様と話しているうちにだんだんと当時の記憶も蘇り、苦労したことなど思い出します。。


「タイルも綺麗に貼れてるけど、これもぴったり綺麗に貼るのって大変なんでしょ?」と旦那さま

「そうですね〜、特にこのニッチは割り付けを計算するの大変ですね。」と僕が言うと

「私、ここにニッチ作りたいって言ったら、田中さんがすごく嫌な顔したの覚えているわ!」

と奥様。

「あちゃー、それは酷いですね…」




そんなお宅に、今度は洋室のリフォームだと、いくらか軽い気持ちで伺ったのですが、

話も盛り上がり、こだわりの扉をデザインすることとなりました。

むむむと悩みながらも格好良くできるように、少しづつですがプランと向き合っています。

出来上がるのは、寒い頃でしょうか。楽しみですね。





また、絶賛進行中の現場がソコカシコにございまして、

娘さんの夏休みの自由研究に、一緒に壁をピンクに塗ったり、

猫ちゃんの通り道を作ったりと、

楽しませてもらってます。


しかし現場っていうのは毎日色々とありまして、、

「玄関ドアのシリンダーが外れないよー」

「クロス剝がしたらボード割れてるよー」

「これどうすんのー」

と職人さんから呼ばれます。


「もう、いちいち呼ばないでくれー」って思うけれど、

そんな「ちょっとしたこと」が結構大事であったり、

そして大変で。。

右往左往しながらも、何とか完成に向けて少しづつ進んでいます。

そんな~愛しの現場たちが、こちら~♪






そんな、暑い夏が過ぎ、

この混沌とした世界も変わることなく秋を迎えています。

「あの時あんな事があったなー」と思い出になる今を過ごしていますね。


いまの現場も、もう少しで完成です。

僕らのこの日々がどうか誰かの良い思い出に残りますように。

そして、これから迎える季節も皆さまの良き思い出になりますように。


では、くれぐれもご自愛を。

またお会いしましょう!




田中